『エディー・ジョーンズの言葉』

読書
エディージョーンズの言葉

ラグビーワールドカップが終わってしまい、ロス状態です。
全日本チームの大活躍には興奮しました。選手の皆さんは個性的で人間性も素晴らしいので、一層試合が盛り上がりましたね。

試合のある日は、テレビの前で「いけ〜〜〜!」「松島〜〜〜トラ〜イ!」「福岡、走れ〜〜〜!』などとぎゃあぎゃあ叫んで、一緒に走っていました。(なんの応援にもなってない。。)

と言っても、ワールドカップからの”超にわかファン”です。それまで、ラグビーは縁遠く、ルールも全く知りませんでした。「ボールを前にパスするのはダメ」ということすら分かっていませんでした。

ロス状態を癒そうと、関連本を読んでみることにしました。今回のワールドカップではベスト8に入りましたが、前回大会2015年では惜しくもベスト8を逃しました。しかしながら、日本チームが強くなったのは2015年頃のようです。(それも知らなかった)

なぜだろう?と思って調べてみると、2012年エディー・ジョーンズがヘッドコーチに就任し、3年ほどで強いチームに導いたとスポーツ誌に書かれています。

アマゾンで検索すると、監督の関連本はいくつかありました。その中の1冊『ラグビー日本代表監督エディー・ジョーンズの言葉』(ベースボール・マガジン社)を読みました。この本は、コーチ向けの専門雑誌に掲載されたインタビューを再構成されたもので、数々の語録を取り上げ、詳細に解説されています。書かれたのは2015年の試合の前です。

いくつか私の琴線に響いた言葉をピックアップしました。

”できない理由”を探すよりも、”何ができるのか”を考えるべきだよ。戦後、日本社会が世界第2位の経済を作り上げた時のようにね

エディー・ジョーンズの言葉

戦後の荒廃から世界2位の経済大国になる過程では、「自分たちはできるんだ」という自信があり、この歴史こそ日本という強みであるのに、日本ラグビーは追随していない、とエディー氏は日本の文化とラグビーとを関連付けています。

成功している指導者はたいていどこかで大きく落ち込んだ経験がある。だけどそれをバネに成長し、成功を掴んでいる

エディー・ジョーンズの言葉

「挫折した経験、絶望的な経験を経て、人はどうやったらいいコーチになれるかを考える」とも語っています。これはコーチだけでなく、ビジネスマンでも同じことが言えます。そういえば、成功した経営者の自伝を読むと、ドン底に落ち、そこから這い上がっていき、大きな壁を乗り越えていく過程が必ずあります。この言葉は勇気が湧いてきます。

選手に指導するように、自分自身も指導する。つまり、自分のコーチングに自らも従うんだ

エディー・ジョーンズの言葉

エディー氏は睡眠時間がわずかな時でも、選手たちより早くクラブハウスに来ているそうです。なかなか、これはできませんよね。選手に非常に厳しい行動を求めているのですが、自ら率先して行動しているところが、本物のリーダーであると思いました。

また、エディー氏は研究熱心なコーチで、ラグビーだけでなく、野球やサッカー、バレーボールなど様々な競技も視察しに出かけ、一流の指導者に会いに行くのです。例えば、女子サッカー日本代表の佐々木監督に会って、なでしこの選手は小さくて不利だが、どのようなスキルを使っているのか、戦い方を模索したりもしているのです。
ラグビーの選手を頭に思い浮かべると、どこの国も巨漢ばかりで120キロの選手なんてザラにいますから、小さい日本人が勝つための戦い方は、他のスポーツから学ぶものがあるのかもしれません。

最も感銘を受けのは、エディー氏の学び続ける姿勢です。
コーチ向けのセミナーで、エディー氏は講師としてしばしば招待されるそうです。しかし、すごいのは自分が話を終えると、すぐに最前列に座って、他のスピーカーの話を熱心に聞き、質疑応答になると次から次へと質問をするというのです。また、ラグビーに役立ちそうだと思ったら、聴講に来ていた人からもデータを貰うエピソードも紹介されています。

一流になっても、まだまだ学びたいというこの姿勢こそが、指導者として更に進化している要因なのでしょう。常に学び続けることの大切さを認識し、私も見習いたいと感じました。

ラグビーファンやコーチだけでなく、経営者そして教育の仕事をしている人にも参考になる1冊です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました